大きく欠けたお皿は、悲しむのではなくチャンス!と思ってポジティブにとらえる、金継ぎストYukiです!
今日は、世界平和を願って「千羽鶴」の文様を描いた金継ぎ(金は播いていませんが)の工程をご紹介します^^
お絵描き楽しいので、欠けは埋めるだけでなく、Artとして目を楽しませてみては♪♪
焼き付け
写真はないですが、欠けを少し研いで、木地呂漆を塗って余分な漆をティッシュで拭き取り、オーブンで120度2時間焼きます。後の刻苧(こくそ)などの食いつきが良くなります◎
欠けを刻苧(こくそ)で埋めます
少しずつ埋めないと漆が乾かないので、何回かに分けて埋めます。
やっと埋まった!
切子漆(きりこうるし)を塗ります
刻苧よりさらさらしているので塗りやすいです◎ 刻苧よりはすぐ乾きます。
生漆を塗ります
写真ないですが、切子漆を塗った場所を研いで、生漆を塗ることで、より強固にします。
黒呂色漆を塗ります
つやつや☆
ここで完成にすると「闇継ぎ」といいます。
千羽鶴を描きます!
ノートに練習してから、いざ、白色うるしで欠けに書いていきます!失敗は許されない ( ´ω` ):
銀粉を撒きます
千羽鶴は銀色にしたかったので…銀粉を播きました!
一気に播きます!!
一晩おいて、余分な銀粉を回収。
紛固め(ふんがため)
生正味漆(きじょうみ)うるし:灯油=1:1で混ぜたものを薄く塗り、ティッシュでおさえます。
漆風呂で1晩寝かせます…
磨き
銀を播いた線だけ、鯛牙で磨きます。光ってきたら完成!!
完成した千羽鶴の文様
楕円の取り皿の絵が、広い平原のように見えたので、鳥が飛んでいるといいな、と思い、この絵柄をChoiceしました。
最近買った「日本の文様」の本
文様の幅を広げたいと思い、数ある書籍の中から一番スタンダードで、カラーで見やすい「日本の文様」という本を購入しました。実はWebデザイン用なので、CD-ROMもついています◎私は使いませんが…
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