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金継ぎのベストシーズンは梅雨?漆と温度と湿度の関係

「梅雨」だからこそできる、梅雨だからこそ楽しめる。そんな、梅雨時期の楽しみ方をセレクトしてみました。
ぜひご覧ください!

雨音を聴いてリラックスする

雨の音には、リラックス効果があるといわれています。
ヒーリングミュージックとして、YouTubeなどでも録音された雨音がたくさんアップされています。雨の音というのは高周波成分を含んでいて、人の脳をα波(リラックスしているときに出される脳波)に導くといわれています。また、リラックス効果だけでなく、勉強などの際に集中を高める効果もあります。

梅雨時期には、雨音を聴きながら読書時間などをとるようにするとより心地よく過ごせたり、高い学習効果が期待できそうですね。

雨の音を録音してみる

雨音をリラックスするために活用するのもいいですが、楽しむならば、「雨の音を録音して、配信する」といった配信側に回るのもよいでしょう。雨音や川の音などの自然音というのは、一定の需要があります。中には雷まで収録している動画も存在しているくらいです。

また、自然音をよりリアルにとるための手法や、音質にこだわるためのアイテムもあります。庭に落ちる雨音や、アスファルトに打ち付ける雨音の違いなどを楽しみながら収録するのもいいですね。

金継ぎで芸術を楽しむ

次に紹介するのは、このサイトでもご紹介している「金継ぎ」です。

金継ぎとは、割れたり欠けたりして破損してしまった器などを修復する技法のことです。割れた部分を「漆」にて接着し、金粉を蒔くことで修復技法ながら、とても美しい作品に仕上がります。
しかし金継ぎを全く知らない方であればなぜわざわざ梅雨時期に?と思われるかもしれません。

漆が硬化するためには湿度が必要!

ふつうは、物が固まるには乾燥させて水分を出すことが必要ですよね。しかし漆の場合は、いくら乾燥させたところで硬化は始まりません。漆が固まる要素は、20℃~30℃の温度と70%~85%の湿度の両方が必要になるといわれています。

なぜ湿度が重要になってくるのか。それは漆に含まれる銅イオンが水分中の酸素を取り込み、漆の主成分であるウルシオールを酸化させ、高分子結合が起こって硬化する、といった漆そのものの変わった仕組みによるものなんです。この特性を生かす絶好の機会がまさに高温多湿の「梅雨時期」になるというわけです。
この機会に金継ぎの世界に触れてみるのもとても楽しめそうですね。

雨の日ならではの写真を撮る

雨の日だからこそ撮れる写真があります。

池や水たまりにできる波紋や、水滴の一瞬の表情を取ったりするのもいいですし、同じ場面でも違う場所から撮るとまた違った印象に見えるものです。シャッタースピードを変えるだけでも、写りがまったく変わってきます。
そういう工夫を繰り返していくと、とても雨の日の撮影が楽しくなるでしょう。

カタツムリを被写体にしたり、

雷が落ちる瞬間を撮ったり。

草花が雨の日だけに見せてくれる表情のショットをカメラに収めて、梅雨の日コレクションを作ってもいいかもしれませんね。

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