こんにちは!金継ぎストYukiです!
今回は、金継ぎ教室の生徒さんも苦しむ?!冬の金継ぎ器の管理について私の方法を紹介いたします!
金継ぎストYukiの朝は、漆風呂(室)の温度・湿度管理で始まる
金継ぎの1番のネックといっても良いのは、金継ぎ中の器の漆を乾かす「漆風呂」(=室、むろ)の管理!
漆が乾くには、下記の条件両方が備わっている必須なのです!!!
- 温度20-30℃
- 湿度70-85%
多くの金継ぎ教室でそうかと思いますが、カフェや公民館など、場所を借りて実施している金継ぎ教室では、生徒さんが金継ぎ途中の器を持って帰り、家でご自身で「漆風呂」を作って、漆を上記の条件で乾かさなければなりません。
私も自宅に、段ボールで、簡単な漆風呂を作っています。
段ボールの中を霧吹きで湿らせ、底にビニルシートを引いて、あったかいお湯で濡らしてよく絞った雑巾を入れ、真ん中に金継ぎ中のうつわを入れて、段ボールの蓋をします。冬は本当に乾燥しやすいので段ボールの周りをさらにビニールシートなどで覆います。ビニールシートで完全に覆うと湿度100%になっちゃうので一部覆っていない面を作ります。
私は足を温めるパネルヒーターを持っているので、その真ん前に漆風呂を置いています。
金継ぎ中の器たち
金継ぎのプロになりたい私の弟子に金継ぎを教えています^^
すっごく綺麗に、お茶碗の欠けを埋めてくれました!ピターっと平ら!!教室の生徒さんも圧巻でした!!
花瓶の割れも金継ぎ中・・・
金継ぎの漆が乾く(=固まる)条件
漆と呼ばれる、漆の木から採れる自然の樹液。うるしには特殊な性質があるのです。
そう、空気中の水分と結合して「乾く」。むしろ「固まる」という方が正確でしょうか。そのため、金継ぎ中の器は、常に高温多湿の条件の中で保管し、しっかりと漆を固める必要があるのです!!
やっかいなんですが、それもまた味というもの。
毎朝、毎晩、「うるしよ、乾けー!」と、草木に水を与えるように、漆風呂の中を霧吹きし、雑巾を湿らせるのです(๑˃̵ᴗ˂̵)و.
冬も金継ぎ!!
本の冬は、寒くて乾燥するという、正直金継ぎには「向いていない」(?!)時期ではありますが(梅雨が一番向いていると思う・・・)年末年始、なんだか金継ぎしたくなっちゃうこの時期^^
みんなで高温多湿の漆風呂を作って、Let’s Kintsugi!!!
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