本日のお皿たち
最近手際が良すぎて、6つあるお皿を1時間足らずで仕上げてしまう金継ぎガールです。見かねた先生が新しい金継ぎ手法を伝授してくださいました!
木を基材として接着
以前いただいた木片を失くしてしまったので、もう一度切ってもらう
アスナロの木です◎
大きめに切っていただきました。後で削って小さくするのは簡単だけど、足して大きくするのは難しいからだそうです。
欠けた場所に、すでに2回くらい 刻苧をぬっていたので、その上から接着します!
接着剤となる麦うるしを作成中◎
いざ塗ります。
塗ったら1週間漆風呂で寝かせます♪
調整⇒刻苧埋め
この工程にいる器が一番多いのですが、そして0.5mmだけ埋めるだけという地味な作業なんですが、何気に私が一番苦手な工程です。なんというか、もっとスムーズにperfectにできるようになりたい!
漆風呂で1~2日寝かせます
切子漆
切子漆待ちのコップたち
何か月かかったでしょうか…ついに!この深~い欠けのあったマグカップが埋まったのです!
表面をカッターで平らにして、320番サンドペーパーで空研ぎして、いざ、切子漆を塗っていきます!
塗れた!
上からの写真
ヒビのカップにも◎
漆風呂で1~2日寝かせます。
生漆で固める
お上品な小さな器。前回切子漆を塗り終えていたので、表面を320番サンドペーパーで軽く研いで生漆を塗り、漆風呂で1~2日寝かせます。
漆を「くろめる」
「くろめる」って、動詞です笑。先生が「くろめなやしやります~」ていったとき、何語か分からなかったんですが…^^; 私があまりに暇そうにしているので、漆を「くろめる」やり方を教えてくださいました。
「絵漆」を作る工程の一つだそうです。 (注)金継ぎに関係ないけど、漆工芸的に関係あるので、とりあえずやってみる。
(おもむろに大量の生正味漆を定盤に出す先生)
生正味漆は、日本産の生漆だそうです。昔は日光の元、漆を温めて生成したそうですが、少量なので我々はドライヤーに当てて温めます。40度以上にならないように、ドライヤーで温めながら、漆を混ぜ混ぜ。
だんだん漆が黒くなってくることから、「くろめる」と言うそうです。
温めることで、20%くらいある生正味漆中の水分が5%くらいになるまで、水分を飛ばします。
ちなみに、生漆の水分を減らしたものが木地呂漆なのですが、生正味漆の水分を減らしたものは、日本産の木地呂漆になったようなもんだそうです。
木地呂漆40g 1500円ですが、生正味漆35g 4000円です。日本産高~い (゚´ω`゚)
出来上がりをラップに包んで取っておきます。
次回も時間ができたら、この続きの工程をやります!
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